株式会社ストレージ王は、2026年1月期第2四半期(中間期)において、売上高が前年同期比129.2%増の1,285百万円となった。これは、トランクルーム運営管理事業における既存店舗の稼働室数増加や、トランクルーム開発分譲事業における屋内大型案件およびコンテナ型トランクルームの売却が寄与した結果である。しかしながら、トランクルーム運営管理事業における販管費の増加などにより、営業利益は△105百万円(前年同期は△108百万円)、経常利益は△110百万円(前年同期は△105百万円)と、それぞれ損失となった。中間純利益は△67百万円(前年同期は△114百万円)となった。自己資本比率は23.3%となり、前事業年度末の30.8%から低下した。株主還元については、配当は実施されていない。
株式会社ストレージ王の2026年1月期第2四半期(中間期)の業績は、売上高が前年同期比129.2%増と大幅に増加した。これは、トランクルーム運営管理事業における既存店舗の稼働室数増加や、トランクルーム開発分譲事業における屋内大型案件およびコンテナ型トランクルームの売却が寄与した結果である。しかし、トランクルーム運営管理事業における販管費の増加などにより、営業利益、経常利益ともに損失となった。中間純利益も損失となったが、前年同期と比較すると損失額は縮小している。
指標 | 2026年1Q(累計) | 2025年1Q(累計) | 前年同期比 |
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売上高 | 1,285億円 | 560億円 | 129.2% |
営業利益 | △105億円 | △108億円 | △2.8% |
経常利益 | △110億円 | △105億円 | △4.8% |
中間純利益 | △67億円 | △114億円 | 41.2% |
トランクルーム運営管理事業は、全社売上高の約41.5%を占める。 当中間会計期間は、既存店舗の稼働室数維持・拡大、新規契約者の獲得に努めた。また、コンテナ型トランクルームの新規自社保有物件を増やしたことにより、トランクルーム販管費が増加した。この結果、トランクルーム運営管理事業の売上高は523,449千円(前年同期比22.0%増)となったが、セグメント損失は31,731千円(前年同期はセグメント損失14,406千円)となった。
トランクルーム開発分譲事業は、全社売上高の約31.6%を占める。 当中間会計期間は、開発物件仕入の獲得に努めた。また、2物件(コンテナ型トランクルーム)のコンテナ部分を投資家へ売却した。この結果、トランクルーム開発分譲事業の売上高は405,640千円(前年同期比295.7%増)となり、セグメント利益は14,831千円(前年同期比72.0%増)となった。
その他不動産取引事業は、全社売上高の約27.7%を占める。 当中間会計期間は、ホテル1物件を投資家へ売却した。この結果、その他不動産取引事業の売上高は356,269千円(前年同期は売上高29,216千円)となり、セグメント利益は23,904千円(前年同期比108.8%増)となった。
トランクルーム開発分譲事業において、コンテナ型トランクルーム2物件のコンテナ部分を投資家へ売却した。これにより、開発物件の売却による収益確保と、新たな開発案件への資金充当を図った。
該当する四半期決算発表が1Q or 2Q or 3Qの決算発表だった場合は、このセクションを記載して。該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)だった場合は、このセクションは、何も記載しないで削除して。
指標 | 通期予想 | 進捗率(2Q) |
---|---|---|
売上高 | 4,400億円 | 29.2% |
営業利益 | 185億円 | 56.8% |
経常利益 | 173億円 | 63.6% |
当期純利益 | 130億円 | 52.3% |
該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)だった場合は、このセクションを記載して。該当する四半期決算発表が1Q or 2Q or 3Qの決算発表だった場合は、このセクションは、何も記載しないで削除して。
指標 | 通期予想 | 前年実績 | 増減率 |
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売上高 | 4,400億円 | 4,265億円 | 3.2% |
営業利益 | 185億円 | 173億円 | 7.0% |
経常利益 | 173億円 | 173億円 | 0.0% |
純利益 | 130億円 | 76億円 | 71.1% |
当中間会計期間末の資産合計は4,514,364千円となり、前事業年度末に比べて882,520千円増加した。これは、現金及び預金、販売用不動産の増加によるものである。負債合計は3,462,184千円となり、前事業年度末に比べて949,906千円増加した。これは、短期借入金、長期借入金、長期未払金の増加によるものである。純資産合計は1,052,180千円となり、前事業年度末に比べて67,386千円減少した。これは、利益剰余金の減少によるものである。 営業活動によるキャッシュ・フローは△781,710千円となり、前年同期の△2,044,852千円から大幅に改善した。これは、税引前中間純損失の縮小、棚卸資産の増加額の縮小などによるものである。投資活動によるキャッシュ・フローは△36,592千円となり、前年同期の△40,672千円から支出が減少した。財務活動によるキャッシュ・フローは879,753千円の収入となり、前年同期の1,568,781千円から収入が減少した。これは、短期借入金の純増額が減少したことによるものである。
株式会社ストレージ王は、2026年1月期通期において、売上高4,400億円、営業利益185億円、経常利益173億円、純利益130億円の業績予想を据え置いている。第2四半期(中間期)の業績は、売上高が大幅に増加したものの、営業利益、経常利益、純利益は損失となった。これは、トランクルーム運営管理事業における販管費の増加などが影響している。 しかしながら、通期業績予想に変更がないことから、下期においてこれらの課題を克服し、計画通りの業績を達成する見込みであると会社側は考えている。特に、トランクルーム開発分譲事業やその他不動産取引事業における収益性の改善が期待される。 投資家目線で見ると、売上高の伸びはポジティブな要素であるが、利益面での課題が残っている。下期における利益改善の進捗が、今後の株価に影響を与える重要なポイントとなるだろう。 また、同社はトランクルーム事業の拡大に注力しており、新規出店や既存店舗の稼働率向上を通じて、持続的な成長を目指している。これらの取り組みが奏功すれば、中長期的には企業価値の向上に繋がる可能性が高い。 一方で、不動産市場の動向や金利変動などの外部環境の変化が業績に影響を与えるリスクも存在する。これらのリスク要因をどのように管理していくかが、今後の経営における重要な課題となるだろう。 総じて、第2四半期決算は売上高の伸びは評価できるものの、利益面での課題が浮き彫りとなった。通期業績予想の達成に向けた下期の動向を注視する必要がある。
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