サンバイオ株式会社は、2026年1月期第2四半期(中間期)決算において、売上高は1,024百万円、営業損失は1,888百万円、経常損失は2,481百万円、親会社株主に帰属する中間純損失は1,997百万円となった。前年同期と比較して、売上高は増加したが、営業損失、経常損失、中間純損失はいずれも拡大した。これは、アクーゴの製造販売承認取得に関連する費用が主な要因である。株主還元については、配当は実施していない。
サンバイオ株式会社の2026年1月期第2四半期(中間期)の連結業績は、売上高が1,024百万円となり、前年同期の事業収益(△1,571百万円)から増加した。しかし、研究開発費の増加等により、営業損失は1,888百万円(前年同期:△1,571百万円)と拡大した。経常損失は2,481百万円(前年同期:△1,186百万円)、親会社株主に帰属する中間純損失は1,997百万円(前年同期:△1,309百万円)となった。これは、アクーゴの製造販売承認取得に関連する費用が主な要因である。
指標 | 2026年1月期(累計) | 2025年1月期(累計) | 前年同期比 |
---|---|---|---|
事業収益 | 1,024百万円 | △1,571百万円 | - |
営業損失 | △1,888百万円 | △1,571百万円 | - |
経常損失 | △2,481百万円 | △1,186百万円 | - |
親会社株主に帰属する中間純利益 | △1,997百万円 | △1,309百万円 | - |
サンバイオ株式会社は、他家幹細胞を用いた細胞治療薬事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略されている。
当中間連結会計期間において、当社は、2025年3月3日を払込期日として、CVI Investments, Inc. から第三者割当増資の払込みを受け、資本金及び資本準備金がそれぞれ500,000千円増加した。また、ストック・オプションとしての新株予約権の権利行使により資本金及び資本準備金がそれぞれ12,375千円増加した。 当社は、2025年4月23日開催の第12回定時株主総会の決議に基づき、2025年6月6日付で繰越利益剰余金の欠損填補を行ったことにより、資本金及び資本剰余金がそれぞれ1,772,807千円減少し、利益剰余金が3,545,614千円増加した。
該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)ではないため、このセクションは削除する。
サンバイオ株式会社は、2026年1月期の連結業績予想として、事業収益△3,920百万円、営業損失△4,530百万円、経常損失△4,045百万円、親会社株主に帰属する当期純利益△56.17円(1株当たり)を見込んでいる。これは、2025年3月17日に公表した予想数値からの修正である。
指標 | 通期予想 | 前年実績 | 増減率 |
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事業収益 | △3,920百万円 | - | - |
営業損失 | △4,530百万円 | - | - |
経常損失 | △4,045百万円 | - | - |
親会社株主に帰属する当期純利益 | △56.17円 | - | - |
当中間連結会計期間末の流動資産は3,111百万円となり、前連結会計年度末に比べて223百万円減少した。これは、現金及び預金が183百万円減少したことが主な要因である。固定資産は107百万円となり、前連結会計年度末に比べて4百万円減少した。流動負債は493百万円となり、前連結会計年度末に比べて238百万円減少した。固定負債は1,431百万円となり、前連結会計年度末に比べて479百万円増加した。純資産合計は1,294百万円となり、前連結会計年度末に比べて468百万円減少した。 キャッシュ・フローの状況としては、営業活動によるキャッシュ・フローは△2,052百万円、投資活動によるキャッシュ・フローは△301百万円、財務活動によるキャッシュ・フローは1,895百万円となった。
サンバイオ株式会社は、アクーゴの国内上市に向けた準備を順調に進めており、2026年1月期下半期(2025年8月~2026年1月)の承認取得、その後の薬価収載を経て発売を予定している。このアクーゴの国内での普及を足掛かりに、米国市場での慢性期脳梗塞および慢性期外傷性脳損傷をターゲットとした事業展開を加速させる方針である。特に、米国においては、慢性期外傷性脳損傷プログラムについて、臨床試験の協議を再開しており、慢性期脳梗塞についても新たな臨床試験の実施に向けた協議を進める予定である。これらの取り組みを通じて、「日本発の再生医療を世界へ」という創業以来のビジョンを実現し、企業価値の最大化を目指す。 しかしながら、現時点では、アクーゴの製造販売承認取得に関連する費用が先行しており、中間期においては損失が拡大している。今後の業績回復には、アクーゴの早期上市と市場浸透、そして米国での臨床開発の進展が不可欠となる。投資家目線では、アクーゴの承認取得および上市の進捗状況、米国での臨床開発の進展が、今後の株価を左右する重要な要因となるだろう。現時点では、承認取得に向けた進捗はポジティブに捉えられるものの、損失拡大はネガティブな側面として注視が必要である。今後の事業展開が、損失の早期解消と持続的な成長に繋がるかどうかが、投資判断の鍵となる。
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