株式会社ジャストプランニングの2026年1月期第2四半期(中間期)連結決算は、売上高が前年同期比21.0%増の1,247億129万円、営業利益が同36.2%増の310億295万円、経常利益が同35.5%増の312億785万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同35.7%増の215億142万円となり、増収増益で着地した。ASP事業の堅調な伸びに加え、物流ソリューション事業、太陽光発電事業も好調に推移したことが業績を牽引した。特にASP事業では、不正検知システムや人事管理システム、経費精算システムのリリースが奏功し、顧客基盤の拡大に繋がった。配当については、2026年1月期の年間配当予想を11円に据え置いている。全体として、堅調な業績推移であり、投資家目線ではポジティブな決算と言える。
株式会社ジャストプランニングの2026年1月期第2四半期(中間期)連結業績は、売上高が前年同期比21.0%増の1,247億129万円、営業利益が同36.2%増の310億295万円、経常利益が同35.5%増の312億785万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同35.7%増の215億142万円となった。これは、ASP事業における新サービスのリリースや既存サービスの拡販が奏功したこと、物流ソリューション事業の順調な推移、太陽光発電事業の堅調な業績が寄与した結果である。外食業界におけるDX需要の高まりを背景に、ASPシステムやソリューション提供が拡大し、収益基盤の強化に繋がった。
指標 | 2026年1Q(累計) | 2025年1Q(累計) | 前年同期比 |
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売上高 | 1,247億129万円 | 1,030億260万円 | 21.0% |
営業利益 | 310億295万円 | 227億444万円 | 36.2% |
経常利益 | 312億785万円 | 230億848万円 | 35.5% |
純利益 | 215億142万円 | 158億486万円 | 35.7% |
ASP事業は、全社売上高の約50%を占める主要事業である。飲食店の売上管理、勤怠管理、発注管理等を支援するASPシステムを提供しており、特に「まかせてネット」シリーズの拡販に注力している。テイクアウト需要に対応した「iToGo」や、不正操作を検知する「まかせて不正検知」、人事管理を統合する「まかせてHR」といった新サービスのリリースが業績に貢献した。また、経費精算システム「まかせて経費精算」がJIIMA認証を取得し、電子帳簿保存法に対応したことで、顧客からの信頼獲得に繋がった。当中間連結会計期間のASP事業の売上は592,898千円(前中間連結会計期間比13.5%増)、セグメント利益は449,190千円(同12.7%増)となった。
システムソリューション事業では、外食業界向けの店舗システム及び本部システムの企画・開発・販売を行っている。ソフトウェアの受託開発やPOSシステム導入、運用コンサルティング等を提供している。当中間連結会計期間のシステムソリューション事業の売上は41,377千円(同30.2%増)、セグメント利益は9,345千円(同18.8%減)となった。
物流ソリューション事業では、外食チェーン企業等に対する物流(3PL)やマーチャンダイジング、本部業務代行等のサービスを提供している。当中間連結会計期間の物流ソリューション事業は順調に推移し、売上は489,289千円(同38.5%増)、セグメント利益は73,937千円(同40.0%増)となった。
太陽光発電事業では、栃木県及び宮城県で太陽光発電設備を運営し、電力会社へ売電事業を行っている。当中間連結会計期間の太陽光発電事業は順調に推移し、売上は57,473千円(同21.0%増)、セグメント利益は37,575千円(同40.1%増)となった。
その他事業では、直営の外食店舗を運営しており、店舗運営ノウハウの社員研修や情報システム開発等に活用している。当中間連結会計期間においては、売上が前年同期を下回り、厳しい市況が継続している。その他事業の売上は66,089千円(同12.3%減)、セグメント利益は50,160千円(同10.5%減)となった。
特段記載なし。
該当する四半期決算発表が1Q or 2Q or 3Qの決算発表だった場合は、このセクションを記載して。該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)だった場合は、このセクションは、何も記載しないで削除して。 2025年3月14日に発表した通期業績予想から変更はない。
指標 | 通期予想 | 進捗率(2Q) |
---|---|---|
売上高 | 2,532百万円 | 49.2% |
営業利益 | 602百万円 | 51.5% |
経常利益 | 604百万円 | 51.8% |
純利益 | 419百万円 | 51.3% |
該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)だった場合は、このセクションを記載して。該当する四半期決算発表が1Q or 2Q or 3Qの決算発表だった場合は、このセクションは、何も記載しないで削除して。 特段記載なし。
当中間連結会計期間末の総資産は4,003,078千円となり、前連結会計年度末と比較して16,601千円減少した。これは、投資有価証券の増加があったものの、仕掛品及び商品の減少が主な要因である。負債は368,923千円となり、前連結会計年度末と比較して26,345千円増加した。これは、買掛金及び未払法人税等の増加によるものである。純資産は3,634,155千円となり、前連結会計年度末と比較して42,946千円減少した。これは、自己株式及び利益剰余金の変動によるものである。 営業活動によるキャッシュ・フローは412,652千円となり、前中間連結会計期間と比較して大幅に増加した。これは、税金等調整前中間純利益の増加や、売上債権の減少等が主な要因である。投資活動によるキャッシュ・フローは△39,102千円となり、定期預金の預入等による支出が主な要因である。財務活動によるキャッシュ・フローは△259,914千円となり、自己株式の取得及び配当金の支払いが主な要因である。
株式会社ジャストプランニングは、2026年1月期第2四半期(中間期)において、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益ともに前年同期比で大幅な増収増益を達成し、堅調な業績推移を示した。これは、主力のASP事業における新サービス投入や既存サービスの拡販が奏功したことに加え、物流ソリューション事業や太陽光発電事業といった他の事業セグメントも好調に推移したことが大きく寄与している。特にASP事業においては、外食業界におけるDX需要の高まりを捉え、不正検知システムや人事管理システム、経費精算システムといった付加価値の高いサービスを提供することで、顧客基盤の拡大と収益性の向上に繋がっている。これらのサービスは、企業の業務効率化やコスト削減に貢献するものであり、今後も継続的な需要が見込まれる。
通期業績予想に変更はなく、引き続き増収増益を見込んでいる。これは、現在の事業環境が同社にとって追い風となっていることを示唆しており、特にASP事業における競争優位性の確立と、新たな収益源の開拓が順調に進んでいると解釈できる。また、物流ソリューション事業や太陽光発電事業といった安定的な収益基盤も、業績を下支えする要因となるだろう。
投資家目線で見ると、同社は変化の激しい市場環境においても、顧客ニーズを的確に捉え、迅速にサービス開発・提供を行う能力を有していると言える。これにより、持続的な成長軌道を維持できる可能性が高い。株主還元についても、配当予想を据え置いていることから、今後の成長に向けた内部留保の確保と、株主への利益還元とのバランスを考慮した経営方針が伺える。
今後の見通しとしては、引き続きASP事業の成長が期待される。特に、AI技術の活用やデータ分析能力の強化は、同社のサービス競争力を一層高めるだろう。また、新たな事業領域への展開や、M&Aによる事業拡大の可能性も視野に入れることで、更なる企業価値向上に繋がる可能性がある。全体として、同社は堅実な経営基盤と、市場の変化に対応できる柔軟性を兼ね備えており、今後の成長に対する期待は大きい。
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