株式会社ネオジャパンは、2026年1月期第2四半期(中間期)において、売上高3,973,783千円(前年同期比18.0%増)、営業利益1,250,207千円(前年同期比47.4%増)、経常利益1,294,914千円(前年同期比44.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益889,213千円(前年同期比47.6%増)と、堅調な業績を達成した。これは、主力製品であるdesknet's NEO及びAppSuiteのクラウド版における新機能追加や価格改定効果、そしてITreview等の評価サイトでの受賞が追い風となった結果である。特にクラウドサービス事業は35.6%増と大きく伸長した。株主還元としては、中間配当として1株当たり21円00銭、年間配当予想は42円00銭となっている。全体として、投資家目線ではポジティブな決算発表であったと評価できる。
株式会社ネオジャパンの2026年1月期第2四半期(中間期)連結業績は、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する中間純利益の全てにおいて前年同期比で大幅な増加を記録した。これは、主力であるソフトウエア事業におけるクラウドサービスの堅調な伸びが牽引した結果である。特に、desknet's NEOクラウド版の新機能追加や価格改定効果、ITreview等の評価サイトでの受賞が追い風となり、クラウドサービス事業は前年同期比35.6%増と大きく伸長した。また、プロダクト事業も4.8%増と堅調に推移し、技術開発事業も93.8%増と大幅な増加となった。これらの結果、ソフトウエア事業全体では売上高2,980,889千円(前年同期比26.4%増)、セグメント利益1,262,457千円(前年同期比47.2%増)と、大幅な増収増益を達成した。
指標 | 2026年1月期(累計) | 2025年1月期(累計) | 前年同期比 |
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売上高 | 3,973,783千円 | 3,366,193千円 | 18.0% |
営業利益 | 1,250,207千円 | 847,915千円 | 47.4% |
経常利益 | 1,294,914千円 | 896,559千円 | 44.4% |
純利益 | 889,213千円 | 602,371千円 | 47.6% |
ソフトウエア事業は、全社売上高の約75.6%を占める。 2026年1月期第2四半期(中間期)において、ソフトウエア事業は、主力であるdesknet's NEO及びAppSuiteのクラウド版における新機能追加や価格改定効果、ITreview等の評価サイトでの受賞が追い風となり、前年同期比35.6%増と大きく伸長した。特に、desknet's NEOクラウド版は前年同期比35.3%増、AppSuiteクラウド版は同69.4%増と大幅な増加となった。また、クラウドサービス全体での平均月間解約率は0.34%と低い水準を維持しており、顧客定着率の高さも伺える。さらに、2025年6月にはマレーシア・ジョホール州政府の投資促進機関と東南アジア・エクセレンスセンター設立に向けた基本合意を締結しており、今後の海外展開にも期待が持てる。これらの取り組みにより、ソフトウエア事業の売上高は2,090,569千円(前年同期比35.6%増)、セグメント利益は1,262,457千円(前年同期比47.2%増)と、大幅な増収増益を達成した。
システム開発サービス事業は、全社売上高の約24.4%を占める。 2026年1月期第2四半期(中間期)において、システム開発サービス事業は、既存取引先のプロジェクト規模縮小などにより、売上高は前年同期比4.0%減の963,052千円となった。売上原価は人件費等の増加があったものの、外注費の削減により全体で47,466千円減少した。販売費及び一般管理費は、人件費等の増加により前年同期比9,275千円増加した。これらの結果、システム開発サービス事業の売上高は963,052千円(前年同期比4.0%減)、セグメント利益は29,120千円(前年同期比5.8%減)となった。
海外事業は、ASEAN地域の海外子会社3社で構成され、現地企業向けにdesknet's NEO及びAppSuiteのクラウドサービスを提供している。 2026年1月期第2四半期(中間期)において、海外事業は、営業人員の育成による営業力強化、展示会への出展による認知度向上、販売代理店の開拓等に努めた結果、前年同期比167.0%増の36,428千円となった。フィリピン子会社は当初計画を下回っているものの、マネジメント体制の見直しを含め現地企業への浸透に注力していく方針である。セグメント損失は41,420千円(前年同期はセグメント損失41,715千円)となった。
2025年6月に、株式会社ネオジャパンはマレーシア・ジョホール州政府の投資促進機関である「Invest Johor (インベスト ジョホール)」と、同州イスカンダル地域への東南アジア・エクセレンスセンター (Southeast Asian Centre of Excellence) の設立に向けた戦略的協力に関する基本合意を締結した。これにより、東南アジア市場における事業展開の加速が期待される。
該当する四半期決算発表が4Qの決算発表(通期決算発表)ではないため、このセクションは削除します。
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2026年1月期第2四半期末の連結財政状態は、総資産が9,849,077千円となり、前連結会計年度末と比較して608,715千円増加した。これは主に現金及び預金の増加によるものである。負債合計は3,013,386千円となり、前連結会計年度末と比較して86,911千円増加した。これは主にクラウドサービス等の契約負債の増加によるものである。純資産合計は6,835,691千円となり、前連結会計年度末と比較して521,804千円増加した。これは主に中間純利益の計上によるものである。 キャッシュ・フローの状況としては、営業活動によるキャッシュ・フローは1,173,393千円の収入となった。これは主に税金等調整前中間純利益の計上、契約負債の増加、減価償却費の計上によるものである。投資活動によるキャッシュ・フローは188,713千円の使用となった。これは主に無形固定資産及び有形固定資産の取得による支出によるものである。財務活動によるキャッシュ・フローは362,994千円の使用となった。これは主に配当金の支払によるものである。期末の現金及び現金同等物は5,985,933千円となり、前連結会計年度末と比較して606,272千円増加した。
株式会社ネオジャパンは、2026年1月期通期の連結業績予想を、売上高8,048百万円(前期比10.8%増)、営業利益2,106百万円(前期比7.9%増)、経常利益2,166百万円(前期比5.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,462百万円(前期比3.4%増)と見込んでいる。この予想は、2025年3月13日付で公表された決算短信で示された通期業績予想から修正されていない。 今回の第2四半期決算発表は、売上高、利益ともに前年同期比で大幅な増加を達成しており、特に主力であるクラウドサービス事業の成長が顕著である。desknet's NEO及びAppSuiteのクラウド版における新機能追加や価格改定効果、ITreview等の評価サイトでの受賞といったポジティブな要因が業績を牽引しており、投資家目線では非常に良好な内容と言える。 今後の見通しとしては、引き続きIT投資の堅調な推移が期待される中で、同社が強みを持つクラウドサービス事業の成長が継続することが予想される。また、マレーシアにおける東南アジア・エクセレンスセンター設立に向けた基本合意は、今後の海外展開における重要な一歩となる可能性があり、中長期的な成長ドライバーとして注目される。 一方で、米国通商政策や物価上昇の継続といったマクロ経済環境の不確実性には留意が必要である。しかしながら、同社はこれまでも堅調な業績推移を示しており、変化への対応力も高いと考えられる。 通期業績予想に対する進捗率も、現時点では順調に進捗していると見られる。特に、売上高は中間期で通期予想の約49.4%、営業利益は約59.3%、経常利益は約59.8%、純利益は約60.8%を達成しており、計画通りに進んでいることが伺える。 総じて、今回の決算発表は、同社の事業基盤の強さと成長性を改めて示すものであり、今後の企業価値向上に対する期待を高める内容であったと言える。
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